水槽デコの注意点

今回は、
エビのおうち」のような感じで水槽デコレーションをしてみたい方のために、
"注意点"を書いてみたいと思います。

そもそもナノブロックフォトコンテスト用ではなく、
エビ水槽のために以前作ったものだったのですが、
製作時には見た目の単純さに反して苦労させらせました…


まず最初に

というかこれしかないんですが、
たとえば家のかたちに組んで水槽に入れようとしても、


沈みません。全然。
むしろ浮きます。


ナノブロック自体がABS樹脂製であり重さがないことも原因なのですが、
さらにブロックの空間に空気が入り、浮きの役目を果たしてしまうようです。
(僕の場合は汽水だったせいで、さらに浮力が効いていたのかも知れません…)

で、
この問題に対処するために何をしたかというと…

組立全体を水のなかでやりました。

ボウル的なものに水槽に使うものと同じ水を張り、
針でポッチ裏の穴や空間から空気を追い出しつつ、
中が水で満たされるようにチマチマと組み…

完成するころには手がふやけてシワシワでした(笑)


しかし!ここまでやってもまだ沈まない…
やはり重さが不足しています。

そこで、エビのおうちにはあと二つ対策を施しました。

ひとつは、重りになりそうなものを加える。
組んだブロックの最下層裏の空間を、
水槽に使える半透明のシリコン樹脂系補修剤<文末の注意参照で埋めました。
(このために、エビのおうちは最下層をちょっと大きめに組んでいます)
(今にして思えば、果たして水より重かったのかアヤシイ…)


そしてもうひとつ、完成形の土台部分を底砂に埋める。
底砂の重さにも手伝ってもらう感じで、砂をかぶせました。

これでやっと、
ふらふらプカプカせず安定した状態にすることができました…
※エビのおうちの場合はここまでで沈めることができたのですが、
 作品のサイズによっては、ここまでやっても浮くかも知れません。
 そのような場合は、
 前述の補修剤で平たい石に貼り付けて沈める等、
 環境に応じた対処が必要になるかと思います。


以上、
水槽デコの注意点を書いてみました。

ちょっと手間がかかるのが難点ですが、
ナノブロック in 水槽、
ナノブロックでしか出せないサイズ感がかわいくてイイ感じです。

もしお試しの際は、水槽環境に注意しつつ行ってみて下さい。

ではまた!


注意:
・水槽に使用する補修剤
 必ず用途に「水槽」と書かれているものを使用して下さい。
 通常の水回り用補修剤には、
 防カビ剤等ペットに良くない成分が含まれている場合があります。
・製品の用法を守って使用して下さい。
 乾燥、アク抜きを怠ると水槽に影響を与える場合があります。

コメント