ナノブロック撮りの小技(1) 背景対策

僕がナノブロック写真を撮るときの小技として、背景対策を書いてみます。
 

ナノブロックを撮るとき、こんなふうに写したくないモノまで一緒に写ってしまったことはありませんか?
※画像はイメージであり、実際の人物・環境とはいっさい関係がありません(笑)

あえてナノブロックと一緒に周囲を撮ることで「場の雰囲気」を表現する場合もありますが、
僕の場合、サイズ比較用の撮影以外はなるべくナノブロックだけ撮るようにしたいと思いました。
おおげさに言えばプライバシー云々もありますが、背景は極力シンプルな方がナノブロックだけを見てもらえますしね。
でも、ちょうどよいスペースには他のモノもあって写ってしまったり、作品の下側も見せたくて水平に近い角度で撮ると背後にいろいろ写ってしまう…
かといって撮影の都度片付けるのもちょっと…

オークション等の商品写真の撮影に使われたりするいわゆるミニスタジオを用意すればよいのでしょうが、補助ライトなしではかえって暗くなりますし、補助ライト等を含めるとけっこうなお値段になったりします。


そこで「もっと簡単に解決できないかな…」と考えてやってみたのがこれでした。
用意するものは、A4のプリンタ/コピー用紙と、メンディングテープ。
プリンタのあるお宅なら紙はお手元にあるもので充分ですし、もしプリンタ/紙がなくても今どきはCVS等でも入手可能かと思われます。
テープはセロハンテープでも可なのですが、僕的には粘着材が残りにくいメンディングテープがおすすめです。
あとはL字型のスペースが必要なのですが、例えばブックエンドと床とか、辞典とテーブルとか、カラーボックスの棚とかなんでも良いです。


 -- 以下粘着素材を使用しますので、お試しになる場合はご注意ください --

さて用意ができたら、まずテープの粘着面を外にして輪を作ります。
次に、テープの輪を紙に”そっと”くっつけます。
テープを輪にするのと”そっと”なのは、きれいに剥がせて紙の再利用が可能になるようにです。
さらに、輪のついた紙をL字型スペースに”そっと”貼り付けます。
試してはいないのですが、輪をL字の床側にしても大丈夫かも…
※ここではPCのディスプレイとPCデスクで、ディスプレイ側に貼り付けてみています
 
ここまで来ればもうおわかりかと思いますが、白紙とテープで超簡易スタジオの完成。
あとはここにナノブロックの完成品を置いて…
超簡易スタジオの範囲内で写真を撮る。
すっきりしました。
背景になにもないので、ローアングルでも大丈夫。

ナノブロックが小さいので、あまり大きくない完成品であればA4サイズの背景で充分間に合います。


さらに、このL字型スペース+白紙背景には副産物的効果もあります。
背景にものが写らない場所を探した結果、部屋の隅や壁際が撮影スペースになることもあるかと思います。(僕も最初に撮ろうとしたときはそうでした)
ところがたいていの部屋では天井照明は部屋の中央付近にあるため、部屋の隅や壁際は光がやや弱く、さらに光源を背負った結果ナノブロック側に自分の影を投げてしまう場合も…。
そこで、今回のL字型スペース。
L字型スペースを移動可能なもので用意すれば、光の当たり方が適切で明るく、自分の影が出ない場所へ持って行って撮影ができます。
おまけに白紙の反射により(気持ち)明るめに写って一石二鳥。
 もしノートPCをお持ちであれば、
※粘着素材を使用しますので、お試しになる場合はご注意ください
こんな感じでも可(笑)

また背景も、黒でキメたければ黒い紙、kawaii背景にしたければお気に入りのプリントペーパーや布などを使ってやることもできます。


以上、簡単っぽい背景対策を書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。
次回は、オマケというか…細かいこと気にし過ぎな小技…なのかな…を書いてみようと思います。

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